間違えない塾選び(2)
間違えない塾選びの方法をお伝えしています。
まず、「集団型」は学校と同じように一斉授業をするタイプの塾です。
ライバルと競い合いながら学んでいける長所がある一方で、色々なレベルの人が混ざっていると、分からなくてもそのまま進んだり、分かっていても合わせなければならなかったりする短所があります。
また、決められた曜日や時間に合わせる必要があり、塾を休むとその部分を習わないまま次の授業へ飛んでしまいます。
成績が上位5%に入っている上位層の子であれば「集団型」でも大丈夫です。
次に、「個別型」です。
「マンツーマンで分からない所を教えてもらえればできるようになる」とお考えになる方が多いのではないかと思います。
しかし「マンツーマン個別指導」にもメリットとデメリットがあります。
そのメリットは、
自分に合ったペースや自分が分からない所を質問しやすいことです。
一方、デメリットは
・教える先生の質に大きく左右されてしまうこと
・答えを教えてもらうことに依存するようになること
です。
一生懸命な先生ほど、子どもの手がストップしたときに、ついつい解き方や答えを教えてしまいがちです。それは先生が問題を解いたのであって、子供が問題を自力で解く力がついたのではありません。子どもに答えを教えるのではなく、子ども自身に気づきを与えられるのがプロです。
「個別指導」は聞こえがいいですが、誰が教えているかを良く確認して下さい。大手学習塾で個別指導をするとなると、それだけ先生の数も必要になります。高い質の先生を多く集めることはとても困難なうえに高い給料が必要なので、経営のためにはアルバイトになりがちなのです。
家庭教師も教える先生の質に大きく左右されてしまいますが、質の高いプロ家庭教師は一般的に月8万~10万します。わかりやすく教えられるだけがいい先生なのでなく、いつまでに何を勉強したらいいか教えられるのがプロの先生です。低価格で質の高い先生に当たることは、ほとんどあり得ない確率であることをまず知っていただきたいと思います。先生の質が高いと確認できればお願いしてもかまいませんが、それを見極めるのも大変難しいことです。
「自立指導型」とはどんな塾?
※間違えない塾選び(3) へ続く