「定期テストはまあまあなんですが、実力テストになると成績が今ひとつで悩んでます」
塾に電話がかかってくるとき、お母様方からよく聞くお話のひとつです。
これは実力テストが落ちているのではなく、定期テストが自分の力よりも上にいる状態です。
定期テストは台風の瞬間最大風力のようなもので、その瞬間にどれだけ覚えたかです。
一方、テスト範囲のない実力テストは、何をどう勉強したらよいか分からないのではないかと思います。
しかし、実力テスト攻略について最近確信したことがあります。
それは、「基礎の徹底・徹底・徹底」です。
実力テスト攻略を考えると、難しい問題に目が行きがちですが、基礎問題がおよそ80点分です。したがって、5教科400点いかないということは基礎が不足していると考えて間違いありません。
各教科の「基礎」といわれる部分を「徹底・徹底・徹底」します。そのくらい何度も基礎事項をくり返して覚えるという意味です。400点未到達のうちは、基礎だけの勉強でいいです。
では各教科の「基礎」とは何か、となりますよね。
一口に言えば「基礎」は「教科書」です。教科書をしっかり読み込めるなら実力テストにも必ず対応できるようになります。極端に言えば、勉強は教科書だけでいい、と言っても過言ではありません。
400点到達している人にとって重要なのは、良質な問題集です。何でもいいわけではありません。またいつかおすすめ問題集を紹介しようと思いますが、いつになるか分からないのでお急ぎの方はお尋ね下さい。